2006/06/08

専門用語の素晴しい和訳

J
数学に限らず、明治・大正期に翻訳された専門用語には素晴しいものが多い。数学は J さんが私的している通りだが、化学(これ自体も訳語だ)の酸とか塩基、「経済」とかは中国に逆輸入されるほどのヒット作だし、生物などの「腺」に至っては漢字自体を作ってしまった(国字)らしい。Jさんは「訳す人が少なかったから」と考察しているが、実際には沢山の訳語が現われた末に素晴しいものが生き残ってきたという例も少なくないだろう。

最近のコンピュータ用語は流れが早いこともあって訳す暇がなく、カタカナによる音訳が活躍することが多い。また、ビジネス方面では自分の無知無能を覆い隠すために無駄にカタカナ語を並べる習慣もある。
「カスタマーのニーズをトレースした結果が全体としてのコアコンピテンシとなって、サプライヤとのマッチによるシナジー効果で、コミットメントに成功し」てちゃいかんよねぇ、まったく。

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